在宅看護学では、在宅で疾病や障害を持ちながらその人らしい生活が送れるように、在宅療養者とその家族の意向・生活環境を理解し、在宅療養生活の継続を支援するための制度や社会資源の活用と、対象者の個別性に応じたリスクマネジメントを含む看護実践方法、その人の生き方を支える支援について探求します。
研究・教育内容
在宅で疾病や障害をもちながら生活する人々とその家族の生活の質の維持・向上を目的とした看護を実践するために必要な基礎知識・技術を習得し、応用力を育むことを目指しています。そして、在宅ケアが効果的に展開されるために必要な入・退院支援やケアマネジメント、多職種連携を理解することを目標とし、講義・演習を行っています。
さらに、在宅療養者とその家族の生活の質の向上を目指し、看護実践プログラムや在宅ケアシステムの開発と改善に関する研究を進めています。 特に、終末期の療養者が在宅で自分らしく生活するために在宅緩和ケアや多職種連携、グリーフケアなどの在宅看取りを含む、在宅療養者とその家族が望む最期を可能にするケアシステムの構築に関する研究を推進しています。
研究業績
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救急・集中治療領域における医療スタッフの多職種連携協働と倫理的苦悩との関連
大西 輝幸, 河野 あゆみ, 岡本 双美子
臨床倫理(2187-6134)11号 Page45-53(2023.03) -
住民ボランティアの見守り対象高齢者数と見守り活動・見守り関連活動や活動満足感・負担感との関連
西 結香, 池田 直隆, 河野 あゆみ, 岡本 双美子
日本地域看護学会誌(1346-9657)24巻1号 Page23-31(2021.04) -
在宅終末期がん患者を看取る家族へのグリーフケアに関する訪問看護師の困難
岡本 双美子, 平松 瑞子
日本在宅ケア学会誌 (1346-9649)22巻1号 Page92-98(2018.09) -
病棟看護師の退院支援に関する認識の変化 訪問看護師から患者の退院後の状況報告を受けて
岡本 双美子, 大橋 奈美, 田端 支普, 笹山 志帆子, 春岡 登志子, 玉森 道子, 中村 裕美子
日本在宅看護学会誌(2187-168X)4巻1号 Page176-183(2015.10) -
終末期がん患者とその家族への在宅療養における支援内容とその評価 遺族のインタビューから
岡本 双美子, 松延 さゆり, 河野 政子, 上原 美智代, 川口 いずみ, 梅田 信一郎
死の臨床(0912-4292)38巻1号 Page160-165(2015.06) -
在宅で終末期がん患者を看取った家族の悲嘆反応と対処
岡本 双美子, 中村 裕美子
日本地域看護学会誌(1346-9657)16巻1号 Page63-69(2013.07) -
ホームホスピス「愛逢の家」の入所者と家族の生活の認識の変化 遺族のインタビューから
岡本 双美子, 兼行 栄子
死の臨床(0912-4292)36巻1号 Page163-168(2013.06) -
同居家族との死別を体験した在宅高齢者の閉じこもりについての比較検討 : 性差による比較
岡本 双美子, 河野 あゆみ, 津村 智恵子, 曽我部 ゆかり
日本地域看護学会誌(1346-9657)11巻2号 Page31-37(2009.03) -
特定機能病院における医療相談と退院支援(第二報) DPCによる長期入院の影響要因の分析
岡本 双美子, 竹島 道子, 日高 チヨミ, 西野 広宣
大阪市立大学看護学雑誌(1349-953X)3巻 Page33-39(2007.03) -
遺族会における受領サポート尺度の作成と受領サポートに関連する要因の分析
岡本 双美子
日本地域看護学会誌(1346-9657)9巻1号 Page32-39(2006.09) -
看護師の死生観尺度作成と尺度に影響を及ぼす要因分析
岡本 双美子, 石井 京子
日本看護研究学会雑誌(0285-9262)28巻4号 Page53-60(2005.09)