Mixed Reality 遠隔支援システムを用いた感染症対策教育を実施しました。
三重大学大学院医学系研究科は令和二年度第三次補正予算事業「感染症医療人材養成事業」に採択され、その一環として Microsoft HoloLens 2 によるMixed Reality(複合現実)技術を用いた、感染症対策遠隔支援システムを開発しました。
本システムは、複数のHoloLens 2に対しPCからレントゲン等の画像の送信、事前に保存した動画の再生、テキストチャットが行え、情報を送信・指示することで、臨床現場や教育上の非接触型遠隔支援を行えるものです。
このシステムを用いて本学医学部生の授業において救急搬送患者を想定したシナリオに基づき、情報を順次受け取りながら対応する演習を実施いたしました。
学生からは、慣れない空中での操作への難しさの声もありましたが、物に触れずに操作できる点、好きな時に任意の位置に情報を配置できることの利点などが挙げられました。今後も授業等で利用を増やし、さらに改善も行なってまいります。
プロジェクト代表: | 医学系研究科 基礎医学系講座 分子病態学 教授 島岡要 |
開発責任者: | 医学部附属病院 医療情報管理部 助教 坂本良太 |
監修: | 医学部附属病院 感染制御部 |
- 本件に関する問い合わせ先
- 三重大学医学部附属病院 医療情報管理部 ネットワーク部門
助教 坂本良太
E-mail : r-sakamoto@med.mie-u.ac.jp