小林 巧君(肝胆膵・移植外科 研究室研修生 医学部医学科4年)が第77回日本消化器外科学会で優秀演題賞受賞を受賞を掲載しました。

小林 巧君(肝胆膵・移植外科 研究室研修生 医学部医学科4年)が第77回日本消化器外科学会(2022年7月20~22日 横浜)の研修医セッションで優秀演題賞受賞を受賞しました。

  • 演題名:
    膵頭十二指腸切除(PD)後の脂肪肝(NAFLD)発生予測におけるラディオミクスの応用
     ―術前CT肝画像特徴量の意義―
  • 発表内容:
    PD後のNAFLDは放置すれば肝硬変や肝癌の原因となりますがその発生予測は困難です。術後膵外分泌機能低下が主なNAFLDの発生機序でありこれまで膵臓に関連した予測因子が報告されてきました。本研究では術前CT肝領域のラディオミクス解析で得られた画像特徴量がより優れたNAFLDの予測因子であることを示しました。この結果は予測精度向上に貢献するだけではなく、これまで注目されてこなかった肝臓にNAFLDの臨床的危険因子や分子学的発生機序が潜在する可能性を示唆しました。


三重大学肝胆膵・移植外科(第一外科)
https://www.med.mie-u.ac.jp/hbpt/