看護学科webオープンキャンパス2022の開催報告を掲載しました。

今年度のオープンキャンパスは、昨年度と同様にwebを用いた開催となりましたが、オンデマンド配信だけでなく、Live配信や個別相談を取り入れた企画を行いました。
①Live配信では、学科長の挨拶、模擬講義、卒業生からのメッセージ、卒業生・在校生への質問コーナーの時間をつくりました。②また、Zoomを用いた個別相談が行える機会を設けました。③さらに、オンデマンド配信の動画を作成し、オープンキャンパスの期間中、自由に閲覧ができるようにしました。ここでは、それぞれについて報告します。
Live配信は、事前申し込みが280名、当日は224名の参加がありました。東海3県以外にも大阪や広島、茨木、長崎等、遠方からの参加者もいました。学科長の挨拶のあと、桝屋正浩教授の30分模擬講義「血液の役割を知ろうー血液型のミニ知識も添えてー」を行いました。高校生たちには馴染みのある血液や血液型の話でしたが、より専門的な内容になることで、人の身体の不思議や分からないことがまだまだたくさんあるのだ、という学問への興味関心が刺激される内容だったと思います。卒業生からのメッセージでは、現在、大学院生になっている2人から、学部での授業だけでなく、部活動や国際交流について、自分の興味関心の幅を広げて学ぶ体験を聞きました。その後、現役の学部生3人を交えて、高校生からの質問に答える時間をもちました。チャットに質問を入れてもらい、当初、予定していた時間を20分延長するほど反響でした。「先輩たちの話が聞けてとても参考になった」と参加者の声も届いております。
個別相談においては、入試について(2ブース)、助産師課程について、保健師課程について、学生生活・進路について、学業のことについて、寮・奨学金等学生支援についての6つの相談内容で7ブースを用意し、事前予約制にしました。1人10分の時間を有効活用するためにも、事前に質問を入力していただき相談ができるようにしたことで、多くの方は十分に話をすることができていました。しかし、中には、相談時間が足らないことや、質問内容が多岐にわたるなど、相談者の個別性に対応しきれないこともありました。また、予約はしたけれども参加はしなかった人もいました。今回の体験を踏まえて来年度の個別相談を考えていきたいと思います。
オンデマンド配信につきましては、学部・学科・研究科紹介、入試説明、卒業後の進路について、保健師課程の紹介、助産師課程の紹介、国際交流活動の紹介、三重大学附属病院看護部作成の動画3本、三重大学医学部看護学科へようこそ(三重看護フェスタ用動画)、の8本の動画を準備しました。また、当日のLive配信の内容も質問コーナーを除いてオンデマンド配信にしております。どれを見ていただいても看護学科の強みを感じていただける動画になっています。これまで三重県看護協会を通じて高校生から助産師や保健師の資格の取り方、試験方法についての質問をいただいております。それらの質問には、回答を出しておりますが、今回の動画を見ていただくと、在学生も参加しての動画になっていますので、学生の視点でより分かりやすい内容になっていると思います。今後は、より多くの高校生に見てもらえるような工夫が必要であると考えております。
こうして今年も無事にオープンキャンパスを終えることができました。これもひとえに、卒業生や附属病院スタッフの皆様、その他関係者の皆様のおかげと感謝申し上げます。ありがとうございました。