独自の遺伝子解析技術と培養により血液細胞の新たな分化経路と分化様式を発見を掲載しました。

 三重大学大学院医学系研究科血液・腫瘍内科学の永春圭規 博士課程学生(現 市立四日市病院)、三重大学医学部附属病院輸血・細胞治療部 大石晃嗣 病院教授(部長)と、名古屋大学大学院医学系研究科システム生物分野の小嶋泰弘 特任講師、島村徹平 教授、分子細胞免疫学の西川博嘉 教授らのグループは、大石らが開発した包括的リンパ球培養法と、小嶋らが開発した深層生成モデルとスプライシング数理モデルの融合により、単細胞レベルのRNA遺伝子発現の網羅的解析(scRNA-seq)から細胞分化の方向性の"ゆらぎ"を定量的に解析する手法を用いて、抗体産生に関わるヒトBリンパ球と、I型インターフェロンを分泌する形質細胞様樹状細胞(pDC)が共通の前駆細胞由来であること、この細胞分岐点で細胞分化の方向性が大きくゆらぐこと、接着分子であるLFA-1がpDC方向への分化(のゆらぎ)に関連すること等を発見しプレスリリースを行いました。

※この度の発表内容の詳細につきましては、三重大Rナビに掲載に掲載をしておりますので、是非こちらをご確認下さい。

三重大Rナビ
【日本語版】
 https://www.mie-u.ac.jp/R-navi/release/cat680/post-61.html
【英語版】
 https://www.mie-u.ac.jp/en/R-navi/release/medic/20221108-01.html