令和5年度生命の駅伝がん研究奨励賞授与式を挙行しました

 7/3(月)令和5年度生命の駅伝がん研究奨励賞授与式が挙行されました。がん患者さんに勇気を与え、がんの治療につながる研究を支援する目的で行われている「生命の駅伝」は、今年29回目を迎え、各地を多くのランナーがたすきでつなぎ、募金活動が行われ、EKIDEN for LIFE実行委員会より三重県内で集められた寄付金のうちほぼ全額となる330万円を研究助成金として託していただきました。
 選考委員会で厳正に審査を行い、この度、本助成を受ける7件の研究を選定いたしました。 県民のみなさまからいただいた研究費を有効に使用させていただきます。また、来年度末には研究報告会が行われます。


【受賞者と研究テーマ】
  • 個別化がん免疫治療学講座 百瀬 文康
    「CpGアジュバンドを用いたがん浸潤・転移のがん悪性化制御治療薬の研究開発」
  • ゲノム診療科 藤原 拓海
    「ヒト変異EGFR-TGマウスを用いたNETsのがん進展におけるエピゲノムおよび細菌叢解析」
  • 病理部 内田 克典
    「ホモロジー解析による前立腺癌の診断支援に関する研究」
  • 脳神経外科 北野 詳太郎
    「悪性脳腫瘍における尿中バイオマ-カ-を利用した再発早期発見システムの開発」
  • 消化器・肝臓内科 藤原 直人
    「胆道癌に対する標準化学療法がもたらす腫瘍内微小環境変化の探索」
  • 統合薬理学 西村 有平
    「ユビキチン様分子ISG15の膵がんにおける作用機構解析」
  • 分子生理学 坂東 泰子
    「がん関連血栓症を対象とする腫瘍循環器精密医療研究体制の構築」