三重大学医学部附属病院呼吸器外科教授就任のあいさつ
三重大学医学部附属病院 呼吸器外科
川口 晃司
2025年4月1日付にて三重大学医学部附属病院 呼吸器外科の教授を拝命しました川口晃司と申します。これからの三重大学並びに三重県における肺がんをはじめとした呼吸器外科の診療・研究・教育に貢献すべく全力で取り組んで参ります。
私は5年前に名古屋大学からこちらへ赴任いたしました。父親が三重大学の卒業生(医学部ではありません)であり、幼少時から三重の方へ魚釣りに連れてきてもらっていました。ですのでこのように三重大学で勤務する機会を頂いたことに何かのご縁を感じております。
この度胸部心臓血管外科教室は心臓外科と呼吸器外科に分離いたしました。呼吸器外科はGeneral Thoracic Surgeryとも英訳され、世界的にはメジャーな診療科です。また女性が多いことも特徴であり(ミラノのがんセンターでは大半が女性外科医でした!)、三重大学呼吸器外科も女性が働きやすい環境を整備していく所存です。
コロナ禍もほぼ終息しましたが病院経営が全国的に厳しくなっているのに加え、人口減少と高齢化、地域医療格差と医師不足、働き方改革への対応など、呼吸器外科においても例外ではありません。そうした課題にしっかりと対応しつつも、最先端のロボット手術、革新的な共同研究、DXを利用した遠隔教育など、時代をリードしていくチームを作っていきたいと考えています。温かいご指導とご鞭撻のほど、何卒よろしくお願いいたします。