高橋助教らが名張市で救急隊員を対象に分娩介助研修を実施しました

名張市では1月中旬以降、市内で出産可能な医療機関がなくなることへの対応として、急を要する場合に、妊婦を救急車で医療機関に搬送するための事前登録制度が2月に設けられた。名張消防署から消防職員が急な分娩に対応できるための研修開催の要望があり、三重大学大学院医学系研究科母性看護・助産学分野の高橋恭子助教が県内のアドバンス助産師と二人で25日に名張消防署において「分娩介助研修」を開催した。分娩に関わる知識や搬送時に留意する点などに関する講義を行った後、搬送中に分娩進行がみられた際の対応について、モデル人形を用いて児の娩出方法などに関する実技指導を行った。母子の生命を守るため、今後も研修を定期的に行っていきたいと要望があり、今後も継続予定である。


分娩に関する基礎知識などについて講義しているところです。皆さん熱心に聴講されていました。


児の娩出方法について、
モデル人形で実技を行いました。


出生した児の健康状態を
観察しているところです。


今回の研修は、名張のケーブルテレビや毎日新聞、伊賀タウン情報でも紹介されました。